モビリティプラットフォーム株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:石井 敦、以下「モビリティプラットフォーム」)とOpenStreet株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:工藤 智彰、以下「OpenStreet」)は、埼玉県三郷市(市長:木津 雅晟)と「三郷市シェアサイクル事業の実証実験に関する協定」を締結し、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルの実証実験を、2024年3月21日から三郷市内で開始したことをお知らせします。
本協定に基づき、三郷市内および隣接自治体への移動における回遊性向上やシェアサイクル利用者の動向から三郷市の施策立案に資するデータの取得など、新たな交通システムとしてのシェアサイクルの有効性を検証していきます。
モビリティプラットフォームは、埼玉県を中心とした関東エリアでカーシェアリングサービス「MaaS Car」、「HELLO CYCLING」のプラットフォームを活用したシェアサイクリングサービス「MaaS Cycle」を展開しており、これから益々発展・多様化していくパーソナル・モビリティ領域でシェアリングサービスの拡大・拡充を目指しています。
OpenStreetは、どこでも借りられて好きな場所で返せる電動アシスト自転車や特定小型原動機付自転車に分類される電動サイクルのシェアリングサービス「HELLO CYCLING」を展開しています。ラストワンマイルの移動手段として、公共交通機関を補完する僅少多様な移動ニーズをカバーする短距離移動インフラとして普及に向けた取り組みを行っており、全国7,700カ所以上にステーションを設置し、300万人のお客さまにご利用いただいています。現在OpenStreetでは、埼玉県のさいたま市や川口市、草加市などと協定を締結して「HELLO CYCLING」のステーションを設置して多くの方々にご利用いただいています。三郷市の近隣市の草加市では、2023年1月から協定を締結して電動アシスト自転車シェアサイクル事業の実証実験に取り組んでおり、38カ所にステーションを設置しています。
三郷市は、高速道路網を中心とした広域道路アクセスに恵まれており、またJR武蔵野線やつくばエクスプレスが東京都心部へと直結していることから、鉄道利便性が高い環境にあります。一方、河川に囲まれている地形や周辺都市を結ぶ幹線道路による慢性的な交通渋滞が課題です。このことから、市民の足として自転車利用を促進するため、バス利用者向けの自転車駐車場(サイクルアンドバスライド)や自転車レーンの整備などを行ってきました。
この度、多様な移動手段を確保しての利便性向上や、健康増進や環境負荷の低減、回遊性向上などを目的にモビリティプラットフォーム、OpenStreet、三郷市の3者は協定を締結し、「HELLO CYCLING」のプラットフォームを活用した「MaaS Cycle」でシェアサイクル事業の実証実験を開始するに至りました。実証実験では、三郷市がシェアサイクルのステーションを設置する場所の提供や調整を行い、モビリティプラットフォームおよびOpenStreetがそれぞれ電動アシスト自転車とステーションの設置や利用システムの提供を行います。シェアサイクル事業は、三郷駅前や三郷市役所、におどり公園など市内30カ所から運用をスタートし、利用者数や利用者属性の効果検証を実施していきます。
ご利用にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリをダウンロードいただき、無料会員登録後、ステーションの検索や、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができます。また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約7,700カ所、2024年3月時点)であれば、全国どこでも貸し出しや返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。三郷市近隣市区の草加市、足立区、葛飾区などにも「HELLO CYCLING」のステーションがあるため、市を跨いでの移動も可能です。
モビリティプラットフォームとOpenStreetは今後も、安全にご利用いただけるマルチモビリティのシェアリングサービスの提供を通じて、移動の利便性向上や暮らしやすいまちづくりの促進を目指します。
(左)電動アシスト自転車 (右)スマートロック
■主なステーション設置場所
ステーション名 | 所在地 | 駐輪可能台数 |
新三郷駅前 | 新三郷ららシティ2丁目1193−10 | 8台 |
ららシティ駅前公園①② | 新三郷ららシティ2丁目1−3 | 58台 |
ららシティくすのき公園①② | 新三郷ららシティ1丁目6−24 | 18台 |
彦糸公園 | 彦糸1丁目110 | 6台 |
希望の郷交流センター | 彦成3丁目7−19 | 12台 |
におどり公園①~⑤ | 中央1丁目10−6 | 42台 |
三郷市役所①② | 花和田648−1 | 15台 |
ステーション設置場所の詳細は、こちらをご覧ください。
花和田公園
ピアラシティ交流センター
■連携協定の概要
(1) 目的
三郷市内および隣接自治体への移動における回遊性向上やシェアサイクル利用者の動向から三郷市の施策立案に資するデータの取得など、新たな交通システムとしてのシェアサイクルの有効性を検証するため
(2) 役割(一部抜粋)
三郷市
・ステーション用の公有財産の確保
・実証実験の実施に係る関係事業者との調整
・実証実験の市民への周知および広報
・公用としてのシェアサイクル自転車活用の検討
OpenStreet
・シェアサイクルプラットフォームとなるアプリケーション、システムおよび付随する機器類の提供
・実証実験の実施および継続のために必要な関係事業者との調整
・各種データの収集、整理および三郷市への提供
モビリティプラットフォーム
・実証実験の実施に係る施設および器材の整備、維持管理並びに実施期間終了後の原状回復
・実証実験の運営
・実証実験の実施に係る違法駐輪対策
・ステーション公有財産以外でのステーションの確保
■シェアサイクル事業実証実験 オープニングセレモニー
2024年3月21日に、三郷市役所にて「シェアサイクル事業実証実験 オープニングセレモニー」を開催しました。三郷市の木津市長をはじめ、OpenStreet 代表取締役 工藤、モビリティプラットフォーム 代表取締役社長 石井が出席しました。
三郷市の木津市長は、「市内外に配置されたステーションから自転車を利用できることは、健康増進や環境負荷の低減、回遊性の向上などが期待される。より安全・安心で、誰もが住み良いまちを目指し、『ふるさと三郷 みんながほほえむまちづくり』を進めていきたい」とコメントしました。
OpenStreet 代表取締役 工藤は、「市民の日常生活の利用や通勤での利用が多いので、三郷市でシェアサイクルを開始できることはこれからのまちづくりに貢献できると考えている。街が目まぐるしく変化していく中で、シェアサイクルで既存の公共交通機関を補完していきたい」と導入にあたり意気込みを述べました。
モビリティプラットフォーム 代表取締役社長 石井は、「市内で30ヶ所以上の用地に既に自転車ラック設置が完了しており、本日より市民の皆様にご利用いただける状態となっている。我々は市民の皆様が安心・安全・快適なシェアサイクルの利用ができるようにしっかりとサポートしていきたい。三郷市内であればどこにでも自転車で行ける、そういう環境を実現したい」とコメントしました。
シェアサイクル実証実験オープニングセレモニーの様子
■「HELLO CYCLING」の利用について
ご利用にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要です。アプリで無料会員登録後、ステーションの検索や、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができます。また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約7,700カ所、2024年3月時点)であれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能で、使いたいときに、使いたいだけ、便利に利用することができます。
料金:利⽤開始30分130円、延⻑100円/15分、1,800円/12時間
※ご利用車体/エリアによって料金が変更となる可能性がございます。ご利用前にご確認ください。
※利用方法についてはアプリ又は「HELLO CYCLING」のホームページをご覧ください。
HELLO CYCLINGホームページ(https://www.hellocycling.jp/)
HELLO CYCLINGアプリダウンロード(https://www.hellocycling.jp/app/openapp)
■モビリティプラットフォームについて
モビリティプラットフォームは、自動車ディーラー事業、モビリティ利活用事業(カーシェアリングやレンタカー)、モビリティベンチャー事業(AI活用)、モビリティ周辺事業(自動車買取)、不動産・建築事業(デザイン経営)、地域貢献事業を展開するMOBILIXグループの事業会社として、埼玉県を中心とした関東エリアでカーシェアリングサービス「MaaS Car」、シェアサイクリングサービス「MaaS Cycle」を展開しています。これから益々発展・多様化していくパーソナル・モビリティ領域でシェアリングサービスの拡大・拡充を目指します。
MaaS Car : https://maascar.jp/
MaaS Cycle: https://maascycle.hellocycling.jp/
■OpenStreetについて
OpenStreetは、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」および、スクーターや超小型EVのシェアモビリティプラットフォーム「HELLO MOBILITY」の展開を通じてラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指します。